福岡でカニ?蟹の産地と流通のひみつ
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福岡でカニ?
カニといえば北海道。
そんなイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。
北海道以外では、越前ガニや松葉ガニなど、日本海側のカニも有名ですね。
福岡にカニ専門の加工工場を構える当店は、お客様からよくこんな質問をいただきます。
「どうして福岡でカニなんですか?」
実はそこには、カニの流通に関係するちょっとした秘密があるのです。
日本のカニ需要を支える輸入品
実は、日本で流通している冷凍カニの多くは海外で水揚げされたものです。
その一例として、カニ通販でも人気の高い本ズワイガニの数字を見てみましょう。

農林水産省の「漁業・養殖業生産統計」によると、2024年の国内のズワイガニ漁獲量は 約2,400トン。
一方、財務省の貿易統計によると、同じ年に日本が輸入した冷凍ズワイガニは 約21,000トンです。
単純に比較すると、輸入量は国内漁獲量の約9倍。
つまり、日本で流通しているズワイガニの多くは海外で漁獲されたものだと分かります。
スーパーでカニを見かけたら、ぜひ原産地表示を確認してみてください。
ロシア産やカナダ産など、海外産のカニが並んでいることも珍しくありません。
どこの海から来ている?
では、日本で食べられているカニはどこの海から来ているのでしょうか。
財務省の貿易統計を見ると、日本に輸入されているカニの主な産地は次の通りです。

このように、日本で食べられているカニの多くは北半球の寒い海域で漁獲されています。
「カニといえば北海道」というイメージがあるように、カニは水温の低い海に多く生息する生き物なのです。
カニは世界を移動する
ロシアやカナダなどで水揚げされたカニは、漁場から直接食卓に届くわけではありません。
冷凍輸送や物流拠点を経て、さまざまなルートで日本へ輸入されています。

カニは日本だけでなく、中国やアメリカなど世界中で消費されている食材です。
そのため、原料価格は日本だけでなく世界的な需要によって変動することもあります。
当店が取り扱っているカニの多くは、韓国・釜山の物流拠点を経由して福岡へ輸送されます。
だから福岡にカニ専門工場
当店が扱っているカニの場合、ロシアなどで水揚げされた後、韓国・釜山の物流拠点を経由して福岡へ輸送されます。
釜山と福岡は地理的にも近く、飛行機ではおよそ1時間ほどの距離です。
「カニといえば北海道」というイメージがありますが、世界各地で獲れたカニが日本へ運ばれてくる今、
加工や流通という視点で見ると、福岡もまたカニに近い場所なのかもしれません。
